私が生まれた頃に放送されていたドラマ『東京ラブストーリー』。
とあるバラエティ番組の「この最終話がすごい」という特集でラストシーンを見たとき、たった数分だったのに赤名リカという女性に圧倒されました。
現在Netflixで全話配信されていると知り、これを機に視聴。
正直、“当時のトレンディードラマでしょ?”と少し侮っていたけれど、とんでもなかった!
想像以上に深くて、今の自分だからこそ刺さる作品でした。
「ずっちーなー」の名台詞で有名なカンチは、愛媛から東京へ転職してきた若い営業マン。
純粋で優しいけれど、不器用で言葉足らず。同級生のさとみへの未練も抱えたまま、はっきりしない態度を取り続ける。
20年以上前の作品とはいえ、こういう“決めきれない男”って今もいるよなあと、何度イラッとしたことか笑
同級生の三上もまた不器用な男。
東京で医大に通いながら、さとみへの想いを抱えつつ、プライドが邪魔をして素直になれない。
その結果、浮気を繰り返してしまう。
若さゆえの未熟さなのかもしれないけれど、大人になったときに後悔するタイプか、すべてを受け入れてくれる人に出会うラッキータイプか…と勝手に想像してしまった。
そして赤名リカ。
明るくて、仕事もできて、恋にもまっすぐ。
自分の意見をはっきり伝えられる女性。
でも、ちゃんとしている分、どこか自己犠牲的で、甘えたり頼ったりするのが苦手にも見える。
強く見える人ほど、実は背負いすぎているのかもしれない。
対照的なのが、さとみ。
おしとやかで家庭的。真面目で優しい幼稚園の先生。
でも優柔不断で、白黒をつけきれない。
今の時代の価値観で見ると、女性からは少しモヤっとされやすい存在かもしれない。
でも当時はきっと、彼女のほうが“現実的で安心できる女性像”だったのだと思う。
当時はリカ派?さとみ派?の論争があったらしい。
正直、あの時代にリカ派がいたことに驚きました。
時はバブル期・・・
女性の幸せ=結婚、という価値観がまだ強かったと思われる時代。
そんな中で、「私はまっすぐ生きる。だからあなたも覚悟を持って。」と自分の人生の舵を握る女性を描いたこと自体が、革命的だったのでは・・・?
リカは勝ちでも負けでもない。
さとみも勝者ではない。
それぞれが、それぞれの生き方を選んだだけ。
特に印象的だったのが、カンチとリカの上司である部長の存在。
社内でリカとの関係を噂されていたけれど、彼はリカを“若い女”としてではなく、一人の大人として見ていたように思う。
「赤名は色々背負いすぎている」
「赤名の黄色信号はまだ大丈夫。本当に怖いのは突然消えること」
リカの強さの裏にある孤独や疲れを理解していたのは、カンチではなく部長だったのかもしれないなと。
強くいることと、幸せになることは同じなのか。
甘えないことは、本当に自立なのか。
アラフォー、未だ独身の私ですが
トレンディードラマだと侮っていた作品から、こんなにも自分の人生について考えさせられるとは思いませんでした。
女性の選択肢が今よりも狭かった時代に、
「こんな生き方もある」と示してくれたドラマ。
今だからこそ、見る価値があると思いました!
そして私はやっぱり、完全リカ派だなー
もし同世代で改めて東京ラブストーリーを視聴した方がいたら
ジャックダニエルを飲みながら、ぜひ語り合いたいですね!!笑

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